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「営業電話100件受けてわかった」小規模店舗はSEO外部対策にお金をかけてはいけない理由

こんにちは。川崎市で小規模のペットホテル とペットサロンを開いている佐々木と申します。

店舗を開業したばかりの小規模店舗のオーナー様の中には「SEO対策しませんか!」という営業電話が毎日のようにかかってきて、「計画よりお客が増えないしどうしようか、、、」と悩まれている方がいるのではないでしょうか。

私も同じ経験をして、正直失敗もした上で言えるのは、SEO外部対策(最近はMEOなども出てきているようです)と言われる「Googleの検索順位をあげることに」費用を使うのは絶対にやめましょうと断言できます。

以下のその理由について書いていきます。

私(佐々木について)

私は2019年7月に川崎市に小さなペットホテル &ペットサロンを開きました。

もともと理系だったこともあり、自分でHPを作成して素人ながらSEOの内部対策を実施して、地域ではそこそこ上位に結果が表示されるページを作れました。

(SEO内部対策:HPのコンテンツを増やしたり、見やすくした入りして検索結果がよくなる対策)

(SEO外部対策:自分のHPへのリンクを増やす対策。他人のHPからのリンクが増えると、人気のあるページとして検索結果の上位に位置される)

そうすると開業前から開業して10か月ほどたった今でも毎日のように「HPの集客をあげませんか!」という電話がかかってくるようになりました。

ああいった電話は検索結果の上位に入りきれないちょっと下くらいのHPを狙ってくるので、ちょうどいい位置にいたのでしょうね。

私は気が弱いので、あまり話を聞かずにガチャリと切ることはできず、(特にはじめは)結構しっかり向こうの言い分を聞いていました。実際に担当者にあったこともります。

私はもともと理系で中途半端に知識があったために騙された(あえて強い言葉で書いています)と言えると思います。

その後、さらにSEOについて勉強し、経験も踏まえ「SEOの営業は絶対に受けてはいけない、時間の無駄」との結論に至りました。

開業直後のオーナーさんに向けて

この記事は以前の私と同じように何かのお店を開業されて、集客が思うように伸びず、HP関連の営業電話が来て悩んでいる、というオーナーさんに向けて書いています。

私がそうだったのですが、開業当初はなかなか思うように集客できず(今も十分ではないですが)、良さそうな話があるとついつい手を出したくなるものです。

国民の多くがスマホを持っている時代に、HPを作ったはいいもののほとんどアクセスがないとどうにかしなきゃと思いますね。

そういった状況で、HPでの集客をしませんか!という電話があると、藁にもすがる思いで頼りたくなってしまうものですよね。

結論としてはSEO関係の電話は全て「がちゃん」で良いと思いますが、気の弱い人は角が立たずに断る方法も書いています。

話を聞く必要のない営業電話

営業電話で謳い文句で多いのは、

「今度新しく始めるサービスでテスターになって欲しい」

「キャンペーンをするのでぜひ登録して欲しい」

この二つは即がちゃんで良いと言えます。

これに「ペットサロン向けの〜」とか(想像ですが)「飲食店向けの〜」など会社にあったサービスを提供しようとするところが姑息です。

私はこれに対して「当店ではまず資料をPDFなどで頂いてから会うことにさせていただいているが大丈夫でしょうか?」と聞いています。

これで9割以上は除外できます。

これらの電話で多いのは法律のギリギリでサービスを提供しています。PDFなど資料となる物を提出するとあとでそれが問題になるため客先に出せないのですね。

上記のことを言うと「どうしても出せないんです」か「あとで送ります」と回答がきます。

「どうしても出せない」と言われた場合は、「うちではそれのルールで全員にお願いしているので、出せるようになってからまた電話してください」と言いましょう。

「あとで送ります」と言って切れた中のさらに9割はそのまま音信不通になりますw

100件に1件くらいはまともな会社からの電話

さてこのフィルターをくぐり抜けてしっかりと資料を送ってくれる会社もあります。

この会社はきちんと法律に即したまともな営業をやっているはずなので、資料を送ってもらった手前、きちんと返信するのが礼儀だと私は考えています。

ただ、大抵数十万円の費用がかかるので売上高1,000万円程度のお店だと元は取れないでしょう。

SEOの効果はわかりづらい

まともな会社とは、しっかりと外部対策をやっている会社という意味です。

資料を送ってこない会社は、ほぼサービスに書かれた内容を実施していないと考えて良いでしょう。

SEO対策は実施したかどうかが外部からわからない場合が多いのです。

私が以前依頼した会社は、外部からノウハウが盗まれるからと対策内容を教えてくれませんでした。

そこは有名な大企業とパートナー契約を結んでおり、おそらく対策をしていないということはないと思うのですが、確認できなければ仕方ありません。

実際、依頼したキーワードの順位は全く上がらず(むしろ下がった)、相手側からは内部対策のアドバイスをもらうばかりでした。これでは何を目的で契約したのかわかりませんね。

あとこれは仕方のないことですが、SEO対策は順位UPを保証できないのです。

広告デザイナーが集客率UPを確約できないと同じ(?)でしょうか。

順位が上がらない、対策内容はわからない、内部対策(こちらへの注文ばかりつく)というマイナス要因が重なり、正直言って無駄なお金を払った痛い経験です。

逆に考えると、順位が上がったとしてもHPの更新などの内部対策を行なっていた場合、内部対策が聞いたのか外部対策が聞いたのかわかりません。

もっと細かいことを言えば、他のHPの順位が落ちた、なんて可能性もありますよね。

何れにせよ、払ったお金のペイが正確に算出できないという点で、SEO対策は避けたほうが良いと考えます。

SEO対策営業を断るもう一つの理由

小規模店舗ではSEO対策を避けたほうが良いと書いてきましたが、個人的にはSEO外部対策の委託自体をいかなる理由があっても避けたほうが良いと考えています。

SEOの”神”とも言えるGoogleがSEO対策の外部委託を規約違反と言っていることとです。

Googleはユーザが求めるコンテンツを最適な方法で届けることを理念としています。

これに関しては私は100%賛同しています。

SEOの外部対策は大きく分けて2つあるかと思います。

1つは「外部リンクを増やす」

2つは「人海戦術で順位をあげる」

これは2つともGoogleの順位を意図的に変更する手段であり、完全にGoogleの理念に背いています。

ちなみに資料を送ってくれた会社にもGoogleの規約違反では?と送ったら音信不通になりましたw

つまり彼ら自身も自分たちがやっていることがGoogleに意思に反していることは認めているのですね。

ただ、これに関しては法律に反しているわけではないので、私がとやかくいうものではありません。

有料のSEO対策というのはそもそもが神を謀る行為なのですね(こういうとかっこいい気もしないではない)。

それでも効果があるなら良いのではという考え方もあるかもしれません、大規模事業であれば、SEO対策が上手くいけば収支はプラスになるでしょう。

ただ、Googleのアルゴリズムは日に日に進化しています。

現在は外部サイトにIPを複数用意したりと”バレないように”やっていますが、AIが進化してきたらおそらくこれらの会社の政策は無駄になるでしょう。

そして無駄になったとしても、前述したようにそれを私たちが知ることはありません。

かようにSEO対策を委託するという行為は王道を外れ、欺瞞と詐称に満ち溢れたた商品なのです。

SEO対策は重要だよ!

さて念の為書いておくと、SEOの外部対策を買うことは私は絶対に反対ですが、HP自体にSEO対策を施すことはもちろん必要です。

例えば、HP自体を外部に依頼するのは良いと思います(どの会社を選べば良いかは難しいですが)。

SEO対策とはGoogleの検索エンジンに引っかかりやすくするということで、しっかりした構成のページにしたり、ファイルの名前を適切にしたり、ディスクリプションをつけたりと、ユーザビリティに優れたHPを作ることに繋がります。

コンテンツ量を増やし、それが届けたいユーザーに向けてわかりやすく発信されていること、それができていれば自然と色々なところでHPが紹介されるようになり、自然と順位が上がってきます。

あなたがどんなお店を開いているかわかりませんが、一人一人のお客様に誠実なサービスを提供することが商売においては重要だと考えているはずです。

HPというのもお店と同じで自分が作り上げる資産なのです、商売と同じでこれらのものには王道しかないと考えています。

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