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水素水とビットコイン

 

デルタ(愛犬)は臆病である。

初めてのものからは、基本的に逃げる。

新しい家具を自宅に設置するとしばらくその部屋に入ってこなくなるほどだ。

遠くから眺めたり、匂いをかいだりして、怖いものでないと理解すると怖がらなくなる

 

理解できないものを怖がることは動物の本能だ。

正体がわからないものがある、ということはそれが自分にとって利益になるか、不利益になるかわからない状態だ。

人間は心理的にプラスよりもマイナスを過大評価するので、理解できないものを怖がることは自然な反応と言える。

 

最近自分が、理解できなくてちょっと怖いなと感じているのが水素水とビットコインだ。

水素水は、すでに目にしなくなった。

おそらく不利益をもたらすものだったのだろう。

テレビや雑誌などでも良く取り上げられており、原理をかいている文章をいくつか読んだが全く理解できなかった。

理解できないものをスーパーなどで売っているのを見たときはちょっと怖かった。

 

現在進行形で怖いのはビットコインである。

正確にはビットコインの急騰が恐ろしい。

ビットコイン自体はブロックチェーンを利用した通貨で、ある程度その有用性は理解できる。

ただ、最近の急激な値上がりは理解ができない。

あれはビットコインはなぜ値上がりしているのだろうか?

新しい通貨なので、円やドルと行った既存の通貨と比較して適正なレートに上がっていく過程であろうが、適正なレートがいくらかが全くわからない。

すでに適正価格をずっと超えていて、バブルの状態とは言えないのだろうか?

株や投資信託などの金融商品は値が上がる仕組みがわかるが、ビットコインが値上がりする根拠が理解できない。

為替のようなものとも考えられるが、国のような保証体系もなく、買っている人たちは何を判断材料としているのだろうか。

全く理解できない。

 

念のためにかいておくと、ビットコインを否定しているわけではない。

稼いでいる分、リスクも負っているのだから、ずるいとも思わない。

ただ、自分は価値が上がる仕組みを理解できず、理解できないものには手を出さないということ。

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テーマの著者 Anders Norén