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夢中と中毒の境界

 

〇〇に夢中になる、〇〇の中毒になる。どちらも特定の事象に熱中している様だが、後者は悪い印象がある。

この境界は一言で言えば、熱中していることが本人に悪影響を与えているかどうかである。

例えば、読書に夢中になることは良いことだが、読書ばかりして仕事や食事がおろそかになると、読書中毒になるという具合だ。

 

このことは食事についても注意が必要である。

以前の記事でも書いたが、人間と犬の食事の違いは、自分で食べるものを選択できるかどうかである。

人間は、足りない栄養素を欲するような本能があるので、自分が食べたいものを食べていれば栄養バランスが満たせている。それでも生活習慣病など栄養素の偏りで生じる病気を発症する人もいる。これは、本能を超えるほど食べたいものがあるためだ。

お菓子や揚げ物のように、旨み成分が詰まったものは本能を凌駕するほど食べたくなり中毒になりやすい。

 

犬も同じだ。

犬は猫よりは嗜好性がないと言われているが、それでも好き嫌いをする。

人間が食べるようなものは犬にとっては濃い味付けで、味を一度覚えると繰り返し欲するようになる。

欲しがるからと言って、好きなものばかりを与えると人間と同様に中毒になる。

必要以上の栄養素は、内臓に負担をかけたり肥満の原因となり病気にかかりやすくなる。

犬の長生きのためにも、中毒にさせないように注意が必要である。

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テーマの著者 Anders Norén