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「静かな自然」に隠された本心

 

雑音の多い都会から抜け出して、静かな自然に囲まれた家暮らしたいという話をよく耳にする。

犬を飼い始めるてわかったことだが、自然というのは結構煩く都会の方が静かだと思う

 

自分の自宅は、都会ではないが、関東の住宅地だ。

近くに線路もあり、夕方の散歩にいく時間は、電車、車、子供の喧騒などが聞こえる。

だが、深夜を回る時間帯になると、電車は営業が終わる。人も歩いてはいないし、車もほとんど通らない。

 

一方で、たまに犬と旅行に行き、田舎の自然豊かな宿に泊まるとその煩さに驚く

自分だけではあまり意識しなかったろうが、犬と一緒にいることでそれが自覚できた。

風が木の葉を揺らす音、虫や帰るの鳴き声、川や海など水が流れる音、都会でも全くないわけではないが、その音量の大きさに犬も反応する。

実際に騒音計などで測ったわけではないが、間違いなく人工よりも自然の方が煩い。

自然が静かだという幻想は、都会から逃げ出したい口実になっているような気がする。

 

このように来の目的を隠すために別の目的を無意識にでっち上げる行為を人はしてしまいがちだ。

仕事が上手くいかないのは社会が悪い。記憶力が悪いから勉強ができない。顔が良くないから恋人ができない。

これらは簡単に反証例があるにも関わらず、自分が悪いことを認めたくないために、上手くいかない原因を外部に求める言い訳だ。

こうなると外部の環境を変えるための行動に労力を使ってしまうようになってしまう。

ただ、環境を変えることはとてもエネルギーがいる。

自分がもっとも影響力を及ぼせる対象というのは自分であり、外部の環境を変えることよりずっと簡単である。

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テーマの著者 Anders Norén