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見た目が良い犬は、良い犬か?

 

そうです。というとさすがに誤解が生じるだろう。

ただし、見た目を「毛並み」、良い犬を「健康な犬」とすると、この二つには相関がある

 

犬の皮膚には脂腺という腺があり、毛幹や皮膚表面に皮脂を供給する。皮脂は毛に乾燥を防ぎ光沢を与える役割がある。つまり毛艶が悪い犬というのは、脂腺が正常に働いておらず体に不調をきたしている可能性が高い。ここから、見た目が良い(毛並みが良い)犬は良い(健康)であると言える。

皮脂の働きは蛋白の失調で低下するので、ダイエットで野菜を与えている場合は注意が必要だ。

 

人間も最近は見た目が重要だと論じる本がたくさん出版されている。心理学でも人は相手の印象を喋っている内容よりその表情や態度から決めると言われている。

そもそも見た目とは、身だしなみや態度(喋り方、表情)のことであり、これらは個々人の努力で変えることができる。正常な人なら、他人とのコミュニケーションを円滑にするためにも、多かれ少なかれ見た目に気を使う。「見た目で判断するな」「中身が大事」と良く言われたが、そんなことはないと最近誰もが気づきつつある。ただ、人間の場合は、嘘をつくことができるので、見た目だけで判断することもまた危険ではある。

 

犬は嘘をつかない分、ストレスや不調が率直に体や行動に出る

愛犬の様子をよく見て、不調をいち早く気づける飼い主になりたい。

 

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テーマの著者 Anders Norén