ドッグランに行くと「抱っこして!」と誰かれ構わず膝に乗ろうとする犬がいる。なんとも節操のないものだ(笑)
動物は基本的に身動きの取れない状態が苦手なので(危険からすぐに逃げられないため)、抱っこが好きという犬は野生を忘れていると思われる。飼い主に大事に飼われて、人から嫌なことをほとんどされたことがないのだろう(嫌味ではない)。
動物も人も慣れることで危機意識が薄れる。
現代の社会は、行き過ぎではないかと思うくらい過保護な社会になっているため、危機意識が育たない。
例えば、犬を絡めて話すと、日本は狂犬病を現在完全に撲滅できているが、実は撲滅後にも日本人が狂犬病を発症した例はある。
それは、日本人が海外で犬に噛まれたからだ。
狂犬病の犬がいる国へ行き、日本と同じ感覚で犬を撫でて噛まれたという事例。
これは、もし日本で今も狂犬病が猛威を奮っていれば、海外でも野良犬に近づくということはなかっただろう。
安全が起こした事故とも言える。
あと、自分だけかもしれないが、日常生活でも危機意識が薄いと感じる例がる。
それは駅のホームでの人々の行動だ。柵も何もない(最近は安全柵が増えてきたが)場所で、ほんの数メートル位置にあれだけ大質量のものがすごいスピードで走っていることに恐怖を感じる。
自分は駅で電車を待つ時、絶対に列の一番前には並ばず、ホームの中央で立っている。
一方で、頻繁に電車がホームに入ってきているのに、黄色い線の内側を平然と歩いていたり、ホームの縁すれすれを走っている人がいて、見ているこちらの方がヒヤヒヤする。
電車も毎日のように乗っていると危険なものという意識が薄れていると感じるのですが、これって心配しすぎなのでしょうか、、、