犬って警戒心と好奇心がとても強いですよね。
デルタ(愛犬)も初めて見るものに対しては、恐々と近づいていきます。また、外で聞きなれない音がすると必ず窓の所に行って外を確かめます。物や音が、危険なものかどうかを判断しようとするのですね。
おやつも、初めてのものは咥えた後に一度床に落として改めて匂いを嗅いだ後に食べ始めます。
動物は犬でも人でも、新しいものに対して警戒心を抱きます。
これは歳をとると顕著になるように見受けられます、若い人ほど新製品や新機能というものに飛びつき、年寄りは現状維持を望む傾向があります。
自分の父は、何度か車を買い換えているのですが、一向にカーナビを載せようとしません。理由を聞くと、道が覚えられなくなるから、というのですが、そもそもカーナビは道を覚えなくて良いツールなので、これはおかしな論理です。
これと同じような例を色々な方面から聞きます。若い人から見ると明らかに不便に見えることを、なぜか続けているお年寄りが多いと不思議に見ているのです。
この頑なに新しいものを受け入れない心理は主に3つのことに起因しているように見受けられます。
①警戒心(新しいものが危険ではないか)
②怠惰(新しいことを覚えるのがめんどくさい)
③羞恥(買って使えなかったら恥ずかしい)
こんな所でしょうか。
まあ、タイプ別に分類したところでどうということはないのですが。
場合によっては、どうしても新しいものをお年寄りに使って貰わなくてはない場合もあると思います(テレビが壊れて新しいものに買い換えなければならない)。その際に、同じものでなければ嫌だと言われても困りますが、なぜ彼らが新しいものを受け入れないか考えると対処法が変わってくるのではないでしょうか。