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道具を使うことが悪いという風潮

 

犬はみんな裸足である(最近は犬用靴下もあるが)。

動物の中で人間だけが生まれたままの姿でなく服や靴を履いて生活する。

これらの道具がなければ精神的にも肉体的にも生きては行けないだろう。

人間は、道具を使うことで進化し、すでに道具なしでは生きれない種である。

 

話は変わるが、周囲に道具を使うことが悪いという風潮はないだろうか。

昔の話だが、小学校ではなぜかシャーペンが禁止されていた(今もそう?)。また、電子辞書もダメだったし電卓も使えなかった。

シャーペンがダメな理由は芯を出す音がうるさいからと説明されたが、子供ながらに意味がわからないと思っていた。

 

一部の人は、新しい道具を使うことが怠けていると感じる人がいる

仕事でExcelを使って業務効率化をしようとすると、わかりにくいからと受け入れられないことがある。彼らのいうことも一理あるのだが、改善策を提案しても受け入れられることはなく、まず否定から入っている態度は感心しない。

おそらくこのタイプの人は、今まで自分達がやっていた作業を、他人が楽に行うと自分が損をした気になるのだろう。先ほどのシャーペンの例も、子供の頃にこれらの道具を使えなかった大人の僻みだと思っている。最近は子供の頃からシャーペンなどを使っていた子供が教える立場になっているので、ルールが変わってきているのではないだろうか?道具を否定する態度は、会社の視点から考えればとても損な判断であり、仕事や物事に対して自分中心に考える癖は視野が狭く長期的に見れば本人にとっても損である。

 

きっと、靴が発明されたころも、靴を履く人が軟弱だという論調があっただろう。

現代社会で靴を履かない人がいないことから、そのように道具を使うことが悪いという論調を持っている人は自然と淘汰されていくはずだ

 

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テーマの著者 Anders Norén