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犬の訓練から学ぶ経営

 

犬の訓練で大事なことの一つに「褒める行動を統一する」というものがある。

例えば、家族で犬を飼っていて父親は飛びつかれて嬉しそうにしていていて、母親にも飛びついたら怒られる。

お座りをするとお姉ちゃんはおやつをくれるが、弟は何もくれない。

このように人によって褒める基準、怒られる基準が違うと、犬は混乱してしまう。

犬を飼う場合は、指示の内容や褒める行動、怒るべき行動を家族の中で統一することが求められる。

 

評価の統一の重要さについては、ベン・ホロウィッツも「HARD THINGS」で語っている。

彼の会社は社員が一時期社内政治に多くの時間を使ってしまう問題を抱えていた。

そもそも社内政治が発生する原因は、社員が直属でない上司や人事に対して自分の業績に対する評価の不満を訴えると、待遇が改善される場合があることだ。

当然、他の社員が社内政治により待遇が改善されたことを知れば、他の社員も同じ行動をする。

そこで、ホロウィッツは業績評価の基準を明確にして、マネージャ層にも部下の評価基準を徹底させることでこの問題を解決した。

 

 

犬の飼い主と経営者は一見共通点が内容に思えるが、犬や部下に指示する必要がある点では共通だ。

このような一見無関係のものに共通項があることは興味深い

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