「犬はいいよな〜。仕事をしなくて」
「毎日残業でツライ。もう仕事やめたい」
このようなセリフはネットでもリアルでも頻繁に聞く。
自分もそうだが、基本的には仕事はしたくないものだ。
そもそも他人がやりたがらないことをやるから仕事として成り立っているわけで、「漫画を読む仕事」や「ディズニーランドに行く仕事」がないのはそのためだ。
一方で、会話の端々に仕事をしたがっているとしか思えない人をよく見る。
以前は徹夜でやるほどゲーム好きだった同僚に、ゲームをなぜ辞めたのか聞いたところ。
「時間が無駄になるから」との答えだった。
よく聞くと、ゲームをプレイする時間で色々な勉強や資格が取れると考えるとゲームが無駄に思えてきた、とのことだった。
個人的には徹夜してまでやりたいことがあるというのは、一種羨ましいことだったので、それを仕事のためにあえて手放すことが理解できなかった。
あと、飲み会などの雑談で「宝くじで10億円当たったら何をするか」という話題になると。
自分の身の回りのほとんどの人は「遊びながら仕事を続ける」と答える。
これも詳しく話を聞くと、仕事をしていないと社会から取り残されたきになる、ダメになる気がする、とのことだった。
自分なら、田舎に土地を買って毎日犬と一緒に生活するのにな(飼育数を増やしても良い)。
最近、AIに関する話題も盛んだが、そこで必ずでてくるフレーズが「AIが人間の仕事を奪う」だ。
奪うってなんだ?と思う。記事を書いている人たちにとって仕事は宝か何かなのだろうか?
おそらくみんな仕事が実は大好きで、他の人が自分の仕事をやらないように嫌嫌やっているのではないかと勘ぐりたくなる。