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適度を心がけて行動したい

 

自分が小さかった頃に猫に引っ掻かれたことがある。

猫を飼っている親戚の家に遊びに行った時に、猫が可愛くてずっと触っていた。

当時は、犬や猫の身になって考えることができていなかったので、ひたすら撫で続けてついてに猫が我慢できなくなってしまったのだ。

 

犬や猫をかまわないことは、ネグレクトになるが、かまい過ぎることは彼らのストレスになる。

いわゆる適度な関係がコミュニケーションには必要である。

 

この適度という概念は自分もつい忘れがちになる。

気を使い”過ぎて”他人に嫌われる人。

食べ放題で食べ”過ぎて”腹痛で苦しむ人。

失敗を怖がり”過ぎて”何も行動できない人。

ここでは”過ぎて”という過剰な例をあげたが、全く気を使わない、怖がらない、という場合もある。

どちらかというと、とにかくたくさんあれば良い、と考える人が多いと感じる。

 

この原因を考察すると、それまでの人生であるものが決して満たされない環境で育ってきた場合そのようになると感じる。

身近な人にひたすら構われていたり、満腹になるまでご飯を食べれる環境になかったり、ちょっとした失敗でものすごく怒られているなど、どれだけ頑張っても満足感を得られない環境にあると、適度な許容量を超えてもまだ得ようとしてしまう。

ある意味ではかわいそうな人たちである。

 

自分も経験がある適度を超えた行動としては、集中し過ぎる、頑張り過ぎる、外面を良く見せたがる、などだろうか。

どれも一見すると良く見えるが、少し長い時間のスパンで考えると、病気になったり、ストレスがたまったりと、総合的にマイナスになる場合が多い。

適度を心がけて行動したい。

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テーマの著者 Anders Norén