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ちょっと高めを用意するビジネスの妙

 

ペット用品店に行くとつい買い過ぎてしまう。

ペット用品店には、おやつ、おもちゃ、ハーネスそれに服、それぞれにたくさんの種類の商品がる。

せっかくだから「これもこれも」とつい買い過ぎてしまう。

商品の中には、グレード分けされている製品がある。(高級〇〇とか〇〇DXといった商品)

同種の製品でグレードが複数ある場合、人は無意識に最低グレードのものを選ばずに真ん中あたりのグレードを選ぶらしい。そのため、本来売りたい価格よりも上下のグレードの製品をわざわざ用意することで、ものが売れるようになる。

 

自分は理系の学生で、大学でビジネスについては全く勉強していなかったが、社会人になると否応無しにビジネスの知識が入ってくる。

学生のときにイメージしていたビジネスとは、良いもの(サービス)を作ってそれを提供する、ということだった。

しかし、働いている内に上記のグレードの話のように”売り方”が重要であることを実感した。

 

例えば、最近流行りの”ガチャ”というシステムは素晴らしいと思う。

従来のゲームにギャンブル性を入れただけにも見えるが、「もう少しやりたい」と感じさせる手法や、気軽に課金ができるシステムが作られ、心理学やITの知識が上手く活用されていると感じる。

 

消費者の立場として、射幸心を過度に煽るようなビジネスに問題を感じる場合もあるが、ものを売る立場からすると、このような見事なビジネスを是非立ち上げて見たいともも思う。

 

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テーマの著者 Anders Norén