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性能を上げることが良いとは限らない

 

資格を取りたい、製品のスペックをあげたい、テストで良い点が取りたい。

一部の人はどんなものに対しても、良ければ良い方が良いと思いがちである。

仕事ではこれが結構失敗の元になる。

こんなに良いものを作れたのだからみんな買ってくれるだろうと思い、製品化したらコストが高すぎて売れなかったり、報告書の完成度を高めているうちに期限が過ぎてしまうなど。

とにかく良いものを作りたい、という気持ちが失敗の元になる場合がある。。

 

犬は人間よりも嗅覚や聴力が優れているが、人間には気にならない匂いや音に敏感なので、不必要なストレスや恐怖を感じる場合がある。

騒音計測のセンサなどでも、ひたすら感度をあげていくと、熱雑音といった、回路側で雑音が発生し、センサ側の性能をあげてもあるところから意味がなくなる。

良ければ良いというものは世の中にはなく、最適な良さというものが必ずある。

 

自分の身の回りを見ると、この最適な良さというものをいい加減に考えている人が少なからずいる。

製品の良さというものは、消費者が決めるものであるにも関わらず、技術的な面から考えてしまっていたり。

報告書の完成度を自分で決めており、上司からしたら不完全で良いからとにかく提出してくれ、と考えている場合が多い。

自分が行なっている物事のゴールはどこか把握しているだろうか。

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