愛犬ともっと散歩をするためにマラソンをしている。
愛犬は運動が必要な犬種なので、なるべく長い時間運動をさせたいのだが、自分の体力が続かず十分に遊べていないと感じていた。
マラソンを続けるために、会社のマラソンクラブに所属しており、付き合いで大会にもたまに出場する。
マラソンをすると比較的簡単に限界を体験することができる。
自分は20~25kmくらい走ると、体が急にだるくなり、足も全然上がらなくなってくる。
もう限界かなと思うのだが、それでも気合いで走り続けてゴールできる。
普段の生活では「もう限界」と思うことは滅多にないので、自分の限界と向える合う良い機会だと捉えている。
他人の限界を知ることはできない。
走っていると「もう限界だ」と何度も思うのだが、気合いを入れるとそのあと5kmでも10kmでも走れたりする。
自分の限界でさえ正確に把握できないのに、他人の限界を知ることができようか。
仕事でも、「自分はこれぐらいできるから」「普通の人はこれくらいできるから」と、部下や後輩の限界を見誤った仕事量を設定した結果、彼らが病気になったり、退職してしまう。
他人の限界は、自分やその他のサンプルからは絶対に知り得ない情報だ。
彼らの様子をしっかりと観察して推測するしかない。