犬を飼おうとしている人は、誰もが犬がいる生活を想像し、その幸せな状況に憧れて彼らを家に迎える決心をする。
飼い始めた時点で捨てることを想定している人はいないはずなのに、飼い主に捨てられた犬がたくさんいるのはなぜだろう。
犬を手放す理由
犬は手放す人には、色々な理由があります。
このHPの事例を参考に犬を手放す理由を5つ挙げると。
①「犬の性格が凶暴だから」
②「犬が病気になってしまったから」
③「親の介護が大変だから」
④「引っ越し先で飼えないから」
⑤「老犬になってしまったから」
などがあるらしい。
さて、これらは全て”仕事のできない人”の言い訳と共通している。
犬を捨てる理由は、仕事のできない人の言い訳と同じ
①に関しては教育の問題だ。
業績未達の幹部が口癖のように言う「優秀な部下がいない」と言う発言。
これは他部署の幹部が教育に力を入れて良い人材を育てているかたわら、教育・指導を放棄した人間のセリフだ。
彼らは自分が無能なせいで部下も無能になっていることに気づいておらず、自分は運が悪い、待遇が悪いと騒ぎ続ける。
犬を手放す飼い主も同じだ。生まれつき性格がおとなしく飼い主に従順な犬もいるが、ほとんどの犬は、環境により性格が変化する。
飼い主が乱暴だったり、放っておかれたりすると、犬は自分の身を守るために凶暴にならざるおえない。
犬が凶暴なのは、無能な飼い主の問題だ。
次に②〜④は全て共通の理由だ。
それは計画をたてられないということと。
病気、引っ越し、介護、歳を取る。
これらは全て想定できる問題である。
動物なら病気になる可能性はあるし、サラリーマンなら転勤がありえる。
自分の年齢を考えれば、介護などのライフイベントも想像できる。
犬が歳をとることすら想像できない人間がいることは同じ人類として犬達に申し訳なく思う。
もちろん、頭ではわかっていても実際に始まって見たら大変だっとということもあるだろう。
しかし、基本的には想定内の困難である。
仕事に成功する人は決まって「自分は運が良かった」と言う。
これは市場の流れに乗れた、他人の助けを得られた、大きな問題が起こらなかったなどを総括して「運が良かった」と言っている。
しかし、仕事ができない人が「じゃあ自分は運が悪いんだ」と考えてはいけない。
仕事に成功した人は、市場の流れを分析し、助けを得られるように立ち回り、想定できるあらゆる問題の対策を考えて仕事を計画する。
仕事ができない人は、最も上手く言った場合の計画しかたてられない。
犬を手放す飼い主を考えてみよう。
自分は予想外に犬が病気なり、想定外の転勤を命じられ、運悪く親が手厚い介護が必要になり、仕方なく犬を手放すのだ、と考えているだろうが、これはまさに仕事のできない人の思考だ。
全て想定しうる問題で、対処もできたはずだ。
どうしても仕方のない理由もある
最後に犬を手放すにはどうしても仕方のな理由もあると思う。
例えば、飼い主が不慮の事故で死んでしまったり、福島の原発事故のような事態だ(実際に福島ではペットを泣く泣く置いて行かざるおえない飼い主がいた)。
これらの理由というのは、確率的にとても少なく、この辺りの対応策まで考えていてはそもそも犬が飼えなくなるだろう。
どこまで対処するかは難しいところだが、少なくとも自分が死んだ時に代わりに引き取ってくれる人を見つけておくことは、飼い主の責任だと考えている。