自分は犬を飼い始める時に他人より上手く飼えると思っていた。
犬に関する勉強をして、見た目も可愛くしつけもしっかりとできている、誰からも愛されるような子に育て上げる自信があった。
実際はそうはならなかった。
愛犬は、初対面の人を怖がってしまい、物音に敏感で大きな音がするとすぐに座り込んでしまう。
これが自分のせいなのか、この子の性格かわからないが、自分が事前に思っていた飼い主ライフと齟齬があったのは確かだ。
もちろんだからと言って犬を飼い始めたことを後悔しているわけではない。
若者に特に顕著だと感じるが、人は時として根拠ない自信を持つ。
テレビに出ている人の特技や成果を「俺の方がもっと上手くできるよ」と思ったことが誰にでもあるのではないか。
その自信の99%は幻想である。
実際にそのことをやろうとすると、間違いなくテレビの人よりも上手くはできない。
この幻想の原因は、理論と現実の差を埋める能力が不足しているためだ。
例えば、ボーリングはボールをただまっすぐレーンの上を転がせば高得点が取れる。
始めてボーリングをやった人は、「ボールをまっすぐ転がす」という簡単な動作がいかに難しいか知るだろう。
実際にボールを転がそうとすると、腕の筋力やボールの回転、初期速度ベクトルなど、色々な障害がある。
一見簡単そうに見えることでも、実際に行動しようとすると、小さな不具合がたくさんあり、それをクリアしなければならないことに気づく。
若者は経験がないので、この小さな不具合を予測できず「俺にもできると」思ってしまう。
ただ、この幻想は悪いことばかりではない、行動する前に小さな不具合が予測できるようになると、今度はその不具合が原因で行動できなくなる。
〇〇がないからできない、〇〇を勉強してからやろうと、事前に予測した不具合を解決してから物事にあたろうとしてしまい、結局行動を起こせなくなるのだ。
考えなしに行動することは愚かだが、考えすぎて動けなくなることもまた同じぐらい愚かである。
アンバー母 2018年1月24日
本当に思ったようにはいかないですねー。基本的に音シャイで控えめな犬種だと思っていたんですが、3頭目に飼った子は背中のチャックを開けたら闘犬が出てきそうなやる気満々のシェルティでしたぁ~。
風で転がってガラガラと音を立てる空き缶に吠えながら向かって行ったのを見たときには驚きました。ブリーダーさんに返そうか?と思ったくらいです(笑)
4頭目はちゃんと?風に舞うレジ袋を怖がり見慣れないものにギョッとする子です。そして何故か人間のクシャミや炭酸飲料ペットボトルを開けるプシュっという破裂音?が苦手で威嚇吠えします。
その子によって対応を変えなきゃならないので大変ですが、同じ犬種でも個性あふれていておもしろいですね。
デルタちゃんもお散歩楽しく出来るようになりましたか?
msasaki 2018年1月24日 — 投稿者
デルタは住宅街は苦手ですが、人の少ないドッグランや公園でははしゃげるようになってきました。
闘犬のような子は、臆病な子を飼っているいる身かするとうらやましい部分もありますね〜。その子はその子で大変なことがあると思いますが。
ちゃんと本人(本犬)の性格を見て対応しているのは素晴らしいと思います。人によっては”前の子ではこの方法で上手く言ったから”と一通りのしつけしかしない方もいらっしゃるので、、、
生まれつきの個性があり、その個性を楽しむことが、生きた動物を飼うことの醍醐味でもあると思っています。
アンバー母 2018年2月2日
対応を変えてはいますが・・・
訓練士の先生には「前の子はこうしてくれたのにこの子は同じようにやってもうまくいかないんだよねー・・・」とついつい愚痴ってしまいます。そして、先生からタイプが全く違うんだし同じ子は2頭いないんだからその子をよく見て対応してあげて!!って言われます~。
言葉とか文字とか理屈とかで教えられないので私にとっては犬にきちんと教えるのはなかなか大変です。
デルタちゃん、ドッグランで遊べたら楽しみも広がりますね。
ワンコ同士で楽しく遊べれば一番ですね~~。