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難易度を知る

 

自分は動物の保護活動に関わっている。

虐待などが原因で捨てられた犬猫の新しい飼い主を探す活動だ。

捨てられる動物には様々な過去がある。

飼い主にネグレクトをされた、誤ったしつけをされて人に対して攻撃性を持つようになってしまった、多頭飼いにより十分な世話をしてもらえなかった。

色々な痛ましい経験を聞き、ボランティアとして利益を貰わずに活動をしている。

 

このような動物愛護の問題を含め、世の中には解決しなければならないたくさんの問題がある

問題には動物愛護や貧富の格差などの解決が難しい問題だけでなく、友達と喧嘩をした、テストで良い点か取れない、または太った、睡眠不足だ、などの個人が抱えている問題もある。

これらの問題に対処する際に「まず行動してみよう!」というアドバイスをよく聞くが、それは少し説明が足りないと思う

正しくは「まず問題の難易度の知るために行動しよう」である。

 

もし、問題の難易度を知らずに行動したらどうなるか?

自分の仕事の例になるが、企業での研究では利益をあげることが必要だ。

大きなモータを動かす際に、回転速度を上げたいという要望があったとする。

それを解決するために必死に研究をしていたところで、実はよく調べると目標のモータの回転速度が光速を超えていた、なんて落ちになることがある。(なぜ光速を超えていてはいけないかわからない人は、光速度不変の法則でググること)

上記の例は極端だが、実際に近いことがよく行われる。

 

問題の難易度がわかっていないと、どれだけの時間とコストがかかるかわからず、始めたは良いが、全然解決できずそれまでかけた時間が無駄になってしまうことがある

このリスクを避けるために、まずは問題の本質、解決の実現性、コストや時間などの見積もりが必要になる。

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テーマの著者 Anders Norén