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「気持ちは分かる」を言えない世の中

 

議論の場で感情論を持ち出すことはタブーである。

そして残念なことに、動物愛護の活動の中ではこの感情論を良く見かける。

可哀想だから禁止すべきだ、あいつは非道ことをしたから罰すべきだ、などまだまだ感情に基づいた行動が散見する。

念のために言っておくと、可哀想だから、悲しいからという感情をきっかけに行動することは悪いことではない。

ただ、具体的な行動を起こすさい、議論の場などで感情論を持ち出すと、議論の決着がつかなくなるのでやめるベきたということ。

 

例えば、動物虐待を少なくするための議論をしていたとする。

その場で、「虐待者の気持ちも理解できる」と発言したら、どうなるだろうか。

おそらく猛反発に合い、それ以上の議論ができなくなるだろう。

自分は彼らの気持ちを理解しようとすることは大事なことだと考えている。

 

理系の学校、職場に在籍する人なら言わんとすることがわかると思うが、何らかの問題を解決するには、まずその原因を考える。

なぜこの問題が発生するのか、どのような原理で起こっている現象なのか考える。

問題の原理・原則がわかれば、恒久的な対策が可能となるのだ。

 

 

愛護活動でも、虐待者を減らしたいと考えるのであれば、まずはなぜ虐待が発生するかを考えるべきだと思っている。

彼らはなぜ、動物に暴力を振るうのか、これを理解することが解決への第一歩だと考えている。

動物が安心して暮らせる社会を作ることはとても大事なことだ、だからこそ感情論などで時間を無駄をせずに、本気で解決のための行動をしたい。

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テーマの著者 Anders Norén