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嫌われるという戦略

 

日本には動物愛護団体がたくさんある。

仲間内の小さなコミュニティで活動しているものから、大々的に資金を集めて全国展開している団体もある。

自分はそんなにたくさんの団体を知っているわけではないが、SNSなどを見ているとある団体の名前をよく見る。

その団体は、かなり規模が大きいらしく、たくさんの犬猫の収容施設を持っており資金も他団体に比べれば潤沢なようだ。

 

ただSNSなどでその団体の方針に疑問を投げかける人が多く、その団体を非難する意見をよく見かける。

活動の良し悪しを自分は判断できないが、少なくとも批判されることでその団体はより有名になっているように感じた。

自分もSNSでその団体の活動を批判するコメント見つけて詳しく調べて、その団体の存在を知った。

彼らが意図しているかはわからないが、多くの人が批判する意見をSNSであげることで、彼らの知名度はどんどん上がっている。

彼らに取っては何もしていないのに宣伝する必要がないので助かっているのではないか。

 

このように不祥事に見せかけた宣伝は世の中でよく見る。

芸能人がスキャンダルでテレビで取り上げられたり、ネットでもわざと過激なことを書いて炎上させたりする。

芸能人やHPの管理人などは、テレビに出ること、HPのアクセス数を増やして広告費を稼ぐことが仕事なので、どれだけテレビに出たか、どれだけ広告を見られたかが仕事であり、自分自身が好かれることなんて2の次である。

他人に実害を及ぼさない限りは、これも立派な経営、運営手法だと言える。

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