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スパゲティから見る生き残る企業

 

この前スパゲティを買ってびっくりした。

自分は乾麺のスパゲティは、茹で時間が5分以上のものを買う。

茹で時間が短いものは、麺が細くてあまり好きでなかった。

この前、気まぐれで久しぶりに3分で茹で上がるスパゲティを買ったのだが、説明を見てびっくりした。

なんと断面が丸ではなく、3本の羽があるプロペラのような形状で、茹で上がると麺の膨張により隙間が埋まり丸くなるようになっていた。

これにより茹で時間を短くしつつ、太いスパゲティを食べることができるのだ。

このように見た目は派手ではないが、技術力を見せつけてくれる商品に出会う時がある。

このような技術力をもった企業はきっと長く生き残れるはずだ。

 

ペット用品も最近は家族の一員とペットを考えている人が増え、彼らにお金をかける人が増えてきた。

そのため、ペット用品が充実してきており、自動エサやり機やスマホで留守番を見守る機器など高額な商品もよく売れているらしい。

市場が大きくなれば、企業も大きな投資をできるようになり、どんどんその分野の技術力が上がって行く。

大きな市場で優位な技術力を持っている企業は強いし、今後も伸びる可能性がある。

逆に考えると、伸び盛りの市場に対していち早く技術優位性を持てる企業は長生きする。

市場の盛衰というのはせいぜい100年程度なので、企業はずっと同じ技術だけでは生き残れない。

 

会社経営において、100年生き残る企業というのが一つの目標となっている場合がある。

これはある優秀な技術を持って大きくなった企業でも、100年も経てばその技術は根本から不必要になることが多い。

起業当初の技術優位性を失った時に新しい技術を生み出せるか、市場を柔軟に変えることができるか、未来を見据えた投資ができているかで、長く続く企業かどうかが決まる。

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テーマの著者 Anders Norén