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流行に流されない人は流される人と本質的には同じ

 

SNSでペットの写真を見ていると流行があることがわかる。

クリスマスの時期にはサンタ帽を被っている写真、節分の時期には鬼のコスプレをした写真などをよく見かける。

季節もの以外にも、わざと失敗した写真を載せたりするなど、一時的にコンセプトの決まった写真が増えることがある。

短期的な流行と言えるだろう。

 

どの世界・分野にも流行が存在する。

ビジネスで流行は重要だ。

流行を掴まなければ自社製品が売れない一方で、掴めば大きな売上になる。

流行を上手く利用する戦略の一つに、自分たちで流行を作り出してしまうというものがある。

雑誌やTVの広告で「〇〇が流行り!」といった宣伝を大々的にうち、あたかもすでに売りたい製品が流行っているように見せかけるのだ。

いわゆる作られた流行だが、ビジネスの戦略としては有効だ。

消費者側にも周りと同じものを使いたい心理があるので、売り手側が流行を決めてくれると、それに乗るだけで良いので楽だ。

win-winの関係と言えるかもしれない。

 

流行を否定する人

一方で、流行を頑なに拒否する人もいる。

この服はみんな着ているから着たくない、この本は流行っているから逆に読みたくない、というコメントを身の回りで頻繁に聞く。

自分もこの傾向がある。普段アニメをよく見るのだが、テレビで「君の名は」が流行っていると言われるたびに、なぜだが絶対に見たくない気にさせられた。(実際未だに見ていない)

一言でいえば天邪鬼と言える。人とは違う価値を自分に見出しているようで、いじらしいとも言えるかもしれない。

ただ、このように流行を拒否する人というのは、結局流行を気にして、あえてそれを避けているわけで、流行に影響を受けているという点では本質的に流行に乗る人と変わらない

流行に流されない人というのは、流行のもの買わない人ではなく、流行を気にしない人であるはずだ。

自分の好みが流行から外れることもあるが、偶然流行することもある。

ただ、数あるコンテンツが偶然流行にのる確率は低いので、流行に流されない人は流行のものを買っていないように見える。

流行を気にしない人というのは、周囲の意見に流されず自分の芯を持っているようで好印象に見える。

彼らのようになりたくて、流行にあえて乗らない選択肢は本質的に全く別物である。

念のため書いておくと、流行に影響を受けることは悪いことではない。

むしろ経済的には消費が活性化されプラスと言えるだろう。

流行に影響を受けすぎると、本当に自分の好きなものを見逃す可能性があるだろう。

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