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人間の距離感は難しい

 

犬は、飼い主に構ってもらえないと、噛んだり、吠えたり強い主張で飼い主の注意と引こうとする。

これらの行動は犬の問題行動とされて、解決するには飼い主がしっかり構ってあげることが重要だ。

一方で、構いすぎも犬にとっては良くない

たくさんの人に囲まれて、常時構われていると犬も疲れてしまう。

それでもさらに構われると、もうほっといてくれよと噛んだり、吠えたりする。

犬の様子を良く観察して、構われたいと思っているか、ほっといてほしいと思っているか良く観察することが重要だ。

 

犬との距離感はとても難しいが、人間同士の距離感はもっと難しい

自分の身の回りには距離感が読めない人がおり、初対面から馴れ馴れしかったり、何度も断っているのにイベントや遊びに頻繁に誘ってくるような人がいる。

彼にとっては、知人と遊ぶことが楽しく、周りとも楽しみを共有したいのだろう、自分なりにしっかり断り行くつもりがないことを示しているつもりだが、それでも繰り返し誘ってくる。

もちろん彼は善意で誘ってくれており、悪気がないことはわかっているが、正直鬱陶しく感じる。

 

人も犬も適度な距離感を保つのは難しいが、人の場合は特に距離感を保つことが難しい。

それは人は嘘をつくためだ

「相手をキズつけないように」、「社会のルールとして」、断る際に「今回は都合が悪くて」「また誘ってください」などの定型文をつける。

誘った方は、この真意を推測しなければならない。

本当に都合が悪いのか、また誘ってほしいと思っているのか、何度か表情や仕草、また何度がアプローチするなどしてこれを推測しなければならない。

犬の場合は、初めはわかりずらいが、慣れてくると彼らが本当に楽しんでいるのかわかるようになってくる。

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テーマの著者 Anders Norén