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嫌な奴でも成功する

 

犬は多様性に富んでいる。

同じ種の中で、体重に何十倍も差があったり、見た目や性格もあれだけ違う種が他にいるだろうか。

人間などせいぜい皮膚の色や髪の色が違うだけでほとんど同じだ。

不思議なのはあれだけ性格も体格も違う犬同士が仲良くすることである。

ドッグランではチワワのような小型犬が、ゴールデンレトリーバのような大型犬と遊んでいたりする。

人間は同じ種のなかでいつも啀み合い、殺し合いを続けているというのに、、、

 

犬というのは自分以外の動物と仲良くすことがうまい。

犬猿の仲などと言われることもあるが、犬の上に猿が乗っている映像を見たことがないか。

他の動物と仲良くできるということは、むやみに襲われたり喧嘩になって無駄な体力を使わなくて済むという利点がある。

人間でも同じように他人との協調性が生きるためにある程度は必要であり、協調性のない人間は社会から排除される。

 

ただ、種の中で全ての個体が協調性を必要とするのではなく、一定の割合で異なる性質を持つ個体も必要だ。

例えば、犬と言えど蛇やサソリなどの危険な生物がいる環境で生き抜くためには、協調性だけでなく戦う能力が必要になる。

この場合、攻撃性をもった個体が役に立つのである。

 

これも人間の社会で同じことが言える。

基本的に多くの人間は協調性を持っていた方が良い。

しかしビジネスなどの場では攻撃的な人物がトップにたった方が成功する場合が多い。

 

攻撃的な人物は一般的には協調性がなく嫌な奴だと思われるだろう。

しかし、彼らが社長のようにグループのリーダーに立つと成功することもある。

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