今日もデルタ(愛犬)とサッカー。
といっても自分がおもちゃのサッカーボールを蹴って、それをデルタがひたすら追いかけるだけ。
自分があまり動かずにデルタを運動させられるので、よくやる遊び(といっても10分くらいで疲れる)。
犬、特に牧羊犬は動くものを追いかける習性がある。
人間にも動くものを目で追ったり、逃げるものを追いかけたくなる習性があるように思う。
これも狩猟時代の名残なのだろうか。
このような遺伝的な習性や体質というのは、抗うことが難しい。
ダイエットに失敗する人や、休日に起きられない人が多いことからも本能的な欲求の強さがわかる。
上記のような例ならまだ可愛い(?)が、とっさの行動が大きな事故に繋がることもある。
運転中に視界の端に動くものを捉えて、ついよそ見をしてしまったり、作業中にものを落としてそれをつい拾おうとして怪我をする、なんてことが事例としてよくある。
このような場合は、本能的な行動を抑えることはできないと考えて、対策する場合が多い。
運転なら自動ブレーキやエアバックのように、よそ見していても事故にならない、または事故になっても怪我をしない仕組みをつけたり、作業中に物が落ちないような対策をする。
ダイエットでも食べたいという欲求は抑えられれないので、こんにゃくやおからなどの栄養価の低い食材をたくさん食べて空腹を満たそうとする。
しかし、この方法は失敗する人が多い。
人が物を食べるのは、他の動物と違い2つの意味がある。
一つは空腹だから食べる、もう一つはお菓子などの嗜好性の高いものを食べたいから食べる、つまり食べることそれ自体が目的であることが人間にはある。
前者の場合は、こんにゃくなどを食べれば欲求が満たされるかもしれないが、後者は駄目だ。
ダイエット食というのは基本的に味が質素なので、満足感を得られず結局食べたいものを食べてしまうのだ。
ダイエットだけでなく、原因をはっきりさせて物事に当たらないと、意味のない努力を積み重ねることになる。