ペット市場は小さすぎる
日本は約2,000万頭もの犬猫が飼われている。
一方で、ペット関連の市場というのは1兆5,000万円程度だ。
単純に考えると犬猫1匹に対して、年間75,000円、月6,000円程度のお金を飼い主はペットに使っているとことになる。
このデータには、医療関係の支出は含まれていないようなので、実際はもっと大きいだろう。
しかし、月6,000円の費用には、ペットフードやペットシーツ、猫砂、トリミングなどの犬猫を買うのに必要最低限の費用も含まれている。これを考慮すると、犬猫のために余分に使われているお金は数千円程度だろう。
自分は、ペットに使われる費用6,000円/月はともて少ないと感じる。
お金をかけることだけが犬猫の幸せに繋がる訳ではないが、彼らにかけるコストは大い方が良いはずだ。
ペットにお金をかけることは彼らの地位向上に繋がる
ペットを飼っていて、不便だなと感じることはないだろうか？
利用できる移動手段は限られており、ペットと入れる店も少数だ。
ペットと一緒に出かけたい飼い主は多いはずなのに、なぜ世の中はその期待に答えてくれないのだろうか？
それは、ペットを受け入れるメリットよりもデメリットが大きいからだ。
ビジネスを行うには、利益を得ることが最低限必要である。
そのため、どんなビジネスでもメリットとデメリットを天秤にかけ、メリットの方が大きい場合のみビジネスになる。
ペットを店で受け入れると、その飼い主が優先的に店を選んでくれる可能性があるので、店側にメリットはあるだろう。
一方で、動物嫌いの人が敬遠する可能性や、毛や糞尿を掃除するコスト、ペットが商品を壊してしまうリスクなどがあり、デメリットが大きいと判断されているのだ。
市場が大きくなれば、世の中はペットを受け入れざる負えない
しかし、市場が大きくなればどうだろう。
ペット市場が10兆円まで成長したら？
これはアパレルやスマホなどの人間の生活必需品の市場規模と同等だ。
この市場の0.1%でも獲得できれば、100億円の売り上げである。
誰もがこの市場に参入し、利益を得たいと思うだろう。
ペットにお金を使うことは、彼らの地位向上に繋がるはずだ。