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マクドナルドのベンチに座ることと愛護活動の共通点

 

この前、マクドナルドの店の前に置いてあるベンチで休んでいるサラリーマンを見て感心した。

そしてこうも思った、ああいう人はきっと愛護活動に向いていると。

 

マクドナルドの前のベンチ

なぜマクドナルドの店の前のベンチに座っているサラリーマンに感心したのか、わからない人もいると思うので説明しておくと、私が見たベンチとはただのベンチでなく、ドナルドが座っているベンチだ。

マクドナルドのいくつかの店の前には、ドナルドの人形が中央に座っているベンチが置いてある。

店の宣伝や子供が記念写真をたるために使われたりするのだろうが、中央にドナルドがいるため、普通のベンチとしては使いづらい。

単に席数が少ないという問題でなく、ドナルドの隣に座っている自分が滑稽に思えて、座るのをためらうのだ。

そんなベンチに普通に座っているサラリーマンを見たので感心したのである。

 

自分の小ささに気づいた

そのサラリーマンに感心したあと、自分の小ささに気づいて少し恥ずかしくなった。

自分がマクドナルドのベンチに座りたくないと思うのは、周りから自分が滑稽に見えるだろうという被害妄想が原因だ。

おそらく大部分の人が、自分がドナルドのベンチに座っていたところで、いちいち目を止めないだろう。

しかし、誰かが自分を笑っているかもしれないという被害妄想が邪魔して、ベンチに座ることを躊躇わせるのだ。

 

被害妄想は行動を制限する

この被害妄想は、マクドナルドの例に限らず、あらゆる行動を制限してしまう。

目の前に困っている人がいるのに助けられない、講演会で質問したいのに手を上げられない、チャレンジングなことをしたいのにできない。

このように想いがあるのに行動ができないのは、行動している自分を誰かが笑っていたり、バカにしているのではないかという被害妄想があるからだ。

しかし、その大部分は杞憂だ。

自分だったらと考えてみよう、手助けしている人を見て、質問している人を見て、おかしな奴だと笑うだろうか。

例え笑う人がいるとしても、その人は性格の悪い人なので、嫌われた方が良い。

 

愛護活動をしよう

世の中には、不幸な犬を助けたい、いじめられている犬を見てかわいそうと思う人が大半だ。

多くの人が犬のいじめられる動画を見たら顔をしかめるし、犬に暴力をふるっている飼い主がいたら怒りを覚えるだろう。

しかし、実際に動画の投稿者を通報したり、暴力的な飼い主に文句をいう人はほとんどいない。

この想いと行動の違いを分けているのは、ちょっとした被害妄想でしかない。

マクドナルドのベンチに座るように、動物のための活動をしよう。

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