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社長と犬の飼い主の共通点

 

社長とNo2の違い

社長はNo2の人と比べ天と地とほどの差がある。

大企業の部長だと、中小企業の社長よりも多くの部下や裁量権を持っている場合もあが、それでも彼らには決定的に違う。

大企業で優秀だった人が、会社を興したが上手くいかないという例はたくさんある。

社長は100%全てを自分の判断で行う、副社長など裁量権の多き人は99%の判断を自分でするかもしれない。

この1%はたった1%だが、決定的な違いだ。

 

トップは孤独

私は仕事上で、中小企業の社長に会うことがある。

また、大企業の社長などが書いた本などもよく読むが、会社の規模に限らず彼らには共通点がある。

それは社長は孤独だということだ。

彼らは会社の全ての決定権を持っており、物事を決めなければならない。

私たちサラリーマンは、ある問題や課題を解決するために複数のプランを考えることがある。

例えば、3つのプランを作るが、どんなデータを持ってしてもそれらに優劣をつけ難いことがある。

その場合、決定は社長に委ねられる。

場合によっては社長でもそれらのプランの優劣をつけられないことがあるだろう。

それでも社長は決めなければならない。

しかも、誰にも相談できないし、自分で優劣をつけられなかったとしても自信を持ったふりをして決断し、部下に指示しなければならない。

社長が迷っていたら、指示された側も不安に思うだろう。

この孤独は、その立場になったものしかわからないという。

 

社長と飼い主の共通点

自分は犬の飼い主は社長のようなものだと思っている。

犬という部下の責任や決定権全てを飼い主は持っている。

犬たちを健康に生かすのも、教育により聞き分けの良い子にするのも飼い主の責任だ。

犬を飼っていると困難や問題に直面するだろうが、どう対処するかは自分たちで決めなければならない。

本を読んで勉強したり、トレーナーに相談することもできるだろうが、本の内容やトレーナーを指示を実行するかの決断は飼い主が行わなければならない。

例え、常識と言われる指導方法でも、犬種や個体差の違いまではカバーできない。

本やトレーナーから得た情報が自分の愛犬に適用できるかの保証はないのだ。

そもそも常識というのは変わる。

10年前と今では犬のしつけや訓練に関して多くの常識が変わっている。

あらゆる情報を集め、それを自分の状況に当てはめなければならない。

決断を他人に委ねてはいけない。

自分の愛犬のことは自分が最も知っているはずである。

そして愛犬に関する決断の責任は全て自分で負わなければならない。

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テーマの著者 Anders Norén