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犬の仕事を奪ってはいけない

人類が犬を飼うようになって長い年月が経ちます。

近年まで、人類は仕事のパートナーとして犬を飼っていました

現在では、その役割で飼われる犬の方が少なく、多くは愛玩犬です。

なぜなら、犬が担っていた役割(狩り、番犬など)は、現代では不要になったためです(狩人の人口減やSE○OMの出現)。

これは言い換えると、犬の仕事(価値)が変わったと考えることもできます。

つまり‘可愛い’ことが現在の犬の仕事と捉えることもできます。

 

犬を守ると言って活動している人たちの一部は、犬の労働を奪っている場合があります。

もちろん、劣悪な環境での飼育や、不必要に不特定多数の他人に触らせる行為は禁止されるべきです。

でも例えば世の中には動物をテーマとしたイベントやテーマパークなどがあります。これらは犬の’可愛さ’を生かした彼らの立派な仕事です。これらの取り組みが度が過ぎている場合は(犬の長時間労働や嫌がる犬を無理やりイベントに出すなど)、対処が必要ですが、対処の仕方は大事だと思います。犬は自分で文句を言ったり、ストライキをすることはできないので、代わりに労働環境の是正を発言ことは良いと思います。ただ、むやみにイベントの中止を求めたりしてはいけません。それは犬達の仕事を奪うことになります。仕事自体を奪ってしまうと、犬も仕事がなくなり最終的に行き場がなくなる事態になってしまいかねません。

 

犬は近年まで人類のパートナーとしての役割を担っていました。現代では愛玩動物としての役割が増えていますが、仕事を持つことは、少し前までは普通のことでした。

 

犬は人類がいないと生きていけない種になっています。犬をどう人間社会に適用させるかを意識することが大事だと感じます。

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テーマの著者 Anders Norén