デルタペットホテル開業研修卒業生のHP

犬を飼う意味

 

犬を飼うと長生きできる。

犬を飼うと子供の教育に役立つ。

犬を飼うと家庭が円満になる。

 

など犬を飼うとこんなに良いことがありますよ、という情報をよく目にする。

ただ、私がこれまで見た情報の中で、明確に犬を飼うことで○○が良くなる、と言い切れるものはありませんでした。

学術的な論文や統計をとったデータもありますが、散歩で運動量が増える、そもそも犬を飼えるほど裕福で余裕がある、犬についても会話が増える、などの間接的な影響にすぎず、犬ではない別の因子が関わっていると思われる(他の因子を切り分けられレナい)ものばかりでした。

このような記事や研究を見ていると、まるで犬の飼う意味を無理やりでっち上げているように感じてしまいます。

ペット業界や保護団体のように、犬を飼って欲しい、と思っている人にとっては、この辺りの情報が役に経つでしょう。

ペット飼うことを人に進める際に、こんな良いことがありますよ、と言えるためです。

家族に対して犬を飼うことを認めてもらう場合も、この辺の情報が有益かもれません。

もちろんそれは悪いことではありません。

ただ、先ほど書いたように、犬を飼うことによる効果は正直まだ科学的に明確ではないと思っています。無理やりこじつけた理論を使って犬を飼い始めると、期待通りに行かない場合に愛着が薄れてしまうのではないかと思います。

実際に犬を飼うと、吠えるし、餌はあげなければならないし、糞尿も片付けなければならない、病気になったら高い医療費を払わなければならないなど、嫌なことが沢山あります。

ただ、それ以上に、自分が帰ってきたときに喜んでくれる様子を見たり、どこに行くにも自分についてきて机に座っていると足元に犬がちょこんといる、遊んであげるととても楽しそうにしている様子を見ると、精神的にとても満たされます。

変に犬を飼う理由を理屈で考えずに、飼いたいから、可愛いから、というのが犬を飼うことの意味だと思っています。

 

次へ 投稿

前へ 投稿

返信する

© 2024 デルタペットホテル開業研修卒業生のHP

テーマの著者 Anders Norén